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冬なのになぜ冷麺が売れる?アレンジひとつでお店の顔に

冬なのになぜ冷麺が売れる?アレンジひとつでお店の顔に

冷麺といえば冷やし中華や冷やしラーメンと同じく、暑いときに売れる夏のメニューですよね。

他にはないさっぱりとしたスープに、歯ごたえがあるツルっとした食感。そして独特の透きとおった見た目。冷麺のこの感触がたまらない、1度食べたらやみつきになる!というファンも多いです。

そして、数年前からじわじわと人気が出てきているのが、なんとこの冷麺を温かくしたもの、その名も「温麺(おんめん)」。これは、夏だけの食べ物と思われがちな冷麺を、冬でもおいしく食べられるようにアレンジを施した一品なんです。

■冷麺は麺に特徴があるので、アレンジメニューが作りやすい!

冷麺アレンジメニューイメージ

冷麺を温かくするなんて邪道じゃないか、味はイマイチなんじゃないかと思われるかもしれません。しかし実際にアレンジメニューを作ってみると、これがいろいろ作りやすいのです。

なぜなら冷麺は麺自体に強い特徴があるため、濃いめの味付けをしても冷麺らしさが失われないから。さらに、朝鮮北部が発祥の地ということもあり、辛い物や酸味のある物と相性が良い!そのため冬のレシピとしてとっても良い素材なんです。

寒い時期の新メニューで悩んでいた方に、この「温かい冷麺(温麺)」のアレンジメニューは、ぜひオススメしたいですね。

■そもそも日本の冷麺自体がアレンジレシピ

冷麺イメージ

ちなみに、日本の冷麺は、ルーツである朝鮮北部の冷麺を日本人好みにアレンジした物で、オリジナルを忠実に再現しているわけではありません。

発祥の地である朝鮮北部には、大きく2つの種類の冷麺があるそうです。「咸興(ハムン)式冷麺」と「平壌(ピョンヤン)式冷麺」です

出典:冷麺 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%B7%E9%BA%BA
“大きく分けて、平壌発祥のムルレンミョンと咸興発祥のビビン(ピビム)ネンミョンの2種類がある。”

「咸興(ハムン)式冷麺」は、いわゆる冷麺に近い歯ごたえのある麺が特徴。発祥の地である咸興(ハムン)はジャガイモが特産品であるため、ジャガイモのデンプンを使った歯ごたえのある麺になったのです。そしてスープはなく、具と混ぜて食べるのが主流でした。

それに対して「平壌(ピョンヤン)式冷麺」は、そば粉を主原料とした、やわらかく食べやすい麺ですが、スープと一緒に食べる点が「咸興(ハムン)式冷麺」と違います。

そして、この2つを合体させたのが日本の冷麺なのです。「咸興(ハムン)式冷麺」の歯ごたえがあり透明感のある麺を使いつつ、「平壌(ピョンヤン)式冷麺」のようにスープを入れたんですね。この形が日本人にウケて現在にいたっていると言われています。

■温麺はまだ出しているお店が少ないので、狙い目!

トマト豆乳スープ温麺と中華風温麺イメージ

そのようにたくさんアレンジされてきたのが冷麺です。

業務用食材を使えば、簡単に麺は準備することができますので、後はスープと具材をアレンジするだけ。力強い味や刺激的な味から、しつこくない透明度のある味まで、やり方次第。ラーメンやパスタをアレンジするより簡単です。

しかも、温麺を出しているお店はまだまだ少ないです。

先陣を切って、冬向けにアツアツの「温麺」をお店のアレンジレシピで出せば、注目される可能性は高いでしょう。実際、温麺を出す有名店は、女性を中心にとても人気が出ているそうです。

また、温麺をお店で出すメリットは他にもあります。

1つ目は、ラーメンやそばなどと違い、麺がのびづらいこと。まとめて作りやすいですし、少し時間が経っただけで麺同士がくっついて、味も見た目もイマイチになる心配がいりません。

2つ目は、通常の乾麺や生麺に比べて、ゆで時間が短いこと。1分でできてしまうものもあります。なので、キッチンでのオペレーションが簡単・高速になります。

メニューとしての魅力もさながら、キッチンに負担がかからないのは忙しい飲食店には、とってもありがたいですよね。

寒い日にたくさんのお客様がおいしそうにハフハフと温麺を食べる・・・、そんな姿を見たいと思った方!まずは弊社で取り扱っているオススメの温麺食材と、レシピをチェックしてみてください。

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