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【検証】リアル3分クッキング!世界最速ナポリタン編
“某3分クッキング”は、改めて素晴らしい番組だ。常に時代のニーズに応えられるレシピを紹介し続け、55年間も放映されている。
しかし、実はこの番組で紹介されているレシピは、3分間で完成するものではない。そして、放映時間も10分間だ。
「10分間の番組内で紹介する、3分間では完成しないレシピ」と捉えると矛盾が多いように感じるが、55年間も愛されていることを考えると、視聴者にとって最も分かりやすくレシピを紹介するためには最も効率的な番組構成なのだろう。
しかし、私たちはこの番組をリスペクトするからこそ、あえて挑戦したい。本当に3分で出来上がる、“リアル3分クッキング”に。
お題は「ナポリタン」に決定
今回の挑戦で作るものは、「ナポリタン」に設定した。食べ応え・フライパンひとつで作ることができるという点が、選出のポイントだ。
具材は、一般的なナポリタンで使用されている以下の食材だ。スパゲティはスーパー店頭にあった中ではもっとも早い、3分間で茹で上がるものを使用する。
3分でナポリタンを仕上げるためには、作戦が最も重要だ。事前ミーティングで、最も手早いと思われる手順をまとめた。
この作戦のポイントは、スパゲティを表示通りに茹でてしまうと、それだけで3分経過してしまうため、1分半ほどでお湯から上げることだ。あと半分の茹で時間は、フライパンで具材と一緒に炒める段階で火を通すことでカバーする。
F1でいうところのレーサーともいえる、挑戦者は編集部のJ。自炊をする習慣があり、レストラン、ファストフード店でのバイト経験もあるため、“手早さ”に期待している。
具材・作戦・挑戦者と、手筈は整った。いざ、世界最速ナポリタンに挑戦!
世界最速ナポリタンは、実現なるか?
気迫十分のJをスタンバイさせ、ストップウォッチをスタートさせた。
「ハイできあがり!」
「完全に生ですね・・・。やはり、炒める時間も、茹でる時間も足りません。茹で時間の必要なスパゲティ料理は無理じゃないですか?」
私たちは、生野菜を、乾麺を甘く見すぎていた。スパゲティには芯が残っており、ピーマンも、玉ねぎも見た目の通り、ほぼ生だ。かろうじて食べられるのは、ソーセージだけ。ケチャップの絡み具合にもムラがある。
現場の人間は誰も、何も語ることはなかった。しかし、全員が「これはナポリタンではない」と強く感じていた。
※この“ナポリタンもどき”は、空腹に耐えかねたスタッフの一人が、レンジで7分温めたら柔らかめのナポリタンになり、そこそこ美味しく食べられた。
3分ナポリタンは不可能なのだろうか。苦悩、そして見えた一筋の光
私たちは、浅はかだった考えを恥じた。素直に、お題を「ちょっと豪華な納豆ご飯」などにしておくべきだったのだろうか?しかし、そんなに簡単なお題では、某3分クッキングにリスペクトを捧げることなど出来ない。
3分ナポリタン作戦において、ネックとなるのはやはり「スパゲティの茹で時間」だ。この時間をなんとか短縮させることができれば、リアル3分クッキング成功に大きく加担することとなるだろう。
私たちは、スパゲティの茹で時間に関する時短テクニックやアイテム、短時間で茹で上がるスパゲティを手打ちする方法など、様々な方法をリサーチした。
そんな中で見つけたものが、これだ。
ロイヤルシェフ 8秒スパゲティ(1.7mm)。この商品は、すでにアルデンテの状態まで茹でられたものを急速冷凍したものだ。熱湯に入れることで、中心まで火が通りちょうど良い固さになるという。
私たちは、半信半疑ながらも、このスパゲティを取り寄せた。
届いた8秒スパゲティの断面を見ると、中心にわずかに芯が残っている。これが、8秒で茹で上がる仕組みになっているのだろう。
実物を手にして、我々の3分ナポリタン作戦に光が差したように感じた。リアル3分クッキングは、成功するかもしれない・・・!
「8秒スパゲティ」を使ってリベンジ
前回の使用食材との変更点は、スパゲティを「8秒スパゲティ」に変えただけ。手順も、序盤でスパゲティを茹でる時間が短縮された以外には変更はない。
8秒スパゲティは我々に光明をもたらすだろうか?万全の体制でリベンジを開始する。
「すごい、めちゃくちゃ余裕ありますよ! まだ1分しか経ってないのに!」
「できました! これは完璧なのでは!?」
炒め時間に2分ほど使うことができたので、野菜にもきちんと火が通り、余裕を持って3分間に収めることができた。
我々は、リアル3分クッキングを実現したのだ!3分間で作られたナポリタンは、おそらく「世界最速ナポリタン」と呼べるだろう。
最後にスタッフ全員で食べた世界最速ナポリタンは、これまでに食べたどんなナポリタンよりも感慨深いものだった。
今回挑戦したJに、感想を聞いてみよう。
「本当に8秒で解凍されました……これは革命です。時短にもなるし、スパゲティが茹で上がるまで待たなくて良いってこんなにストレスフリーなんですね。とても驚きました。もしかしてスパゲティソースを使えば、1分以内に収まるんじゃないですか?」
スパゲティソースを使えば1分以内に収まるのか?
もはや、インスタントのスパゲティソースを使うのは“クッキング”とはいえないが、我々は8秒スパゲティの可能性を見てみたかった。
1分でスパゲティを作ることができれば、時短界に革命をもたらすことになるだろう。早速、きのこ和風スパゲティソースを使って、8秒スパゲティの可能性に挑んでみた。
1分クッキングスタート!
「想像以上に、余裕です!これは、見た目の美しさまで追求できると思います!」
Jはソースを使って、8秒スパゲティとインスタントソースを使った一皿をデコレーションし始めた。
この一皿が、時短料理に見えるだろうか?店で食べれば、確実に850円以上はするビジュアルだ。
我々をリアル3分クッキング成功に導いた「8秒スパゲティ」の可能性はまだまだ、無限大だろう
今回使用した「8秒スパゲティ」は通販で。
「ロイヤルシェフ 8秒スパゲティ」は、もちろんフーヅフリッジで購入できる。
凍ったスパゲティが8秒で解凍されていく様子を見るのはなかなか爽快だ。業務用にはもちろん、台所に立つのが嫌いだけれど、自炊はしたいというものぐさな君にもぜひ利用して頂きたい。
8秒スパゲティの商品ページはこちら
https://foodsfridge.jp/show?product_code=760829000https://foodsfridge.jp/show?product_code=760828000
https://foodsfridge.jp/show?product_code=760063000
編集部のJ