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飲食店で集客を成功させるために不可欠な基礎知識とアイデア20選
飲食店というのは、競合が多く、非常に厳しいビジネスのひとつ。そんな中でも成功を収め有名店となっている飲食店は多数存在します。
自分の店舗もいつかは成功したい!そう思っている方は、ぜひ自店の集客について見直してみてください。
ついつい人件費や原価を下げることばかりに目が行ってしまいがちですが、そもそもしっかりとした集客はできていますか?
飲食店において集客の戦略は必要不可欠です。
そこで、本記事ではなかなか利益が上がらず悩んでいる方のために、集客の秘訣について詳しく解説いたします。
飲食店で集客アップのための10の基礎知識
ここでは、飲食店で集客するために必要な基礎知識をご紹介します。
1.店舗コンセプトの明確化
あなたのお店には、しっかりとしたコンセプトはありますか?
コンセプトとは、簡単にいうとお店のカラー、方向性のことです。
- 1. どういったお客様に来店してほしいのか
- 2. 店についてどう感じてほしいのか
- 3. 何をメインに提供するのか
この3つを明確にしてから、店のコンセプトを決定します。
※コンセプト設計に関する記事はこちら
曖昧な方向性だと店全体のイメージがぼやけてしまうので、子どもでも理解できるくらいわかりやすいものがいいでしょう。
コンセプトがしっかりすることで、あなたのお店にひとつのイメージができあがります。それは誰が来店しても同じ印象を持たれることがベストです。
その結果、コンセプトを「こだわり」として印象付けられれば大成功です。
具体例を挙げると、「低糖質な食材を使ったスイーツのおいしさとダイエット効果を知ってもらい、体系維持や美容に対する意識の高い女性が満足できるお店」など。
しっかりコンセプトを決めれば、提供する商品の質もおのずと上がり、「おいしい」「また来たい」といった言葉を聞くことができるようになるでしょう。
2,顧客属性のリサーチ
インターネットが普及した昨今、SNSなどの普及によりレストランやカフェの情報を簡単に得ることができる時代になりました。
お店に出向くことなく、外観やメニュー、味などの情報を共有することができることから、顧客自身の質も大きく変わってきています。
このような時代において、データに基づいた広告戦略は必要不可欠です。
自分の店舗はどのような顧客が利用しているのか、なんとなくではなく、しっかりとデータを見て把握しておくことがとても重要です。
例えば、あなたの店が若年層のユーザーが少ないとしましょう。今後利益を上げていく上で若年層の顧客は早めに獲得しておきたいところ。
年齢層が若いため、広告媒体は新聞の折り込みチラシなどよりも、インターネットによる集客戦略の方が有効です。
このように、データに基づいた集客戦略は低コストかつ無駄がないので、即成果につながる可能性もあります。
3. インターネットを用いた認知度の向上
認知のアップのためのツールはインターネット一択といっても過言ではありません。
誰もがスマホを手にし、今日のランチをどこにするか調べる時代。
歩いて店を探し、外観をみてふらりと入る客は非常に少なくなっているのが現状です。
インターネット上での認知度をアップすれば、お店の認知度そのもののアップにもつながりますので是非積極的に活用しましょう。
手っ取り早いのは、グルメサイトへの掲載です。グルメサイトには店に対するレビューや評価が記載されているので、店のアピールにはピッタリです。
ただし、多くの情報を掲載することはできないため、グルメサイトを窓口としてお店個人のホームページを作成すれば、さらに多くの情報を掲載することができて便利です。
認知度向上において、この2つは早い段階から抑えておくといいでしょう。
4. 顧客の来店動機を意識する
客がお店に足を運ぶには理由があり、「動機」といいます。
動機には2種類あって、「今日はおいしいものが食べたい」というのは客側の動機、「今日は限定メニュー発売日」というのは、店側の動機です。
お客さんが今日食べたいものによる動機は店側でコントロールすることはできません。
しかし、店側の動機であれば色々な戦略を打つことができます。
どういった動機付けがお客さんにとって魅力的か、ターゲットに響く動機付けを提供すれば、大きな集客につながります。
具体例で最も身近なのはSNSです。料理の写真をアップしたり、特別限定メニューの告知などの動機付けにといて、SNSはとても効率的です。
ある程度自分に興味を持っているユーザーに対しての動機付けは非常に有効。
多少、遠くても来店してくれますので、まだ試していない方は一度試してみるとその効果に驚くと思います。
5. ショルダーネームを意識する
ショルダーネームとは、飲食店の肩書のようなものです。
ショルダーネームは、あなたのお店が何を提供しているどういったものを売りにしているお店なのかが一言でわかります。
お店の目の前を通ったお客さんが看板を見た時に、お店のコンセプトが一発でわかればベスト。ショルダーネームを使用していない方は、ぜひ今からでもわかりやすいショルダーネームを登録してください。
具体例としては、「こだわりの自家製麺手打ち蕎麦◎◎」といった感じです。
6. 競合店舗を研究する
自分の店舗のことしか見えていないのは、自分の店舗の経営者のみ。
お店を経営している人でさえ、一歩外に出れば「あの店は昨日の店よりも味が濃かった」などど平気で比較をしているくらいです。
客は、お店に出向くたびに、毎回他の店舗と比較した上でその店の評価をしています。つまり集客するためには、経営者側も自分の店を競合店舗と比較し研究する必要があるのです。
例えば、他店の人気メニューや店の雰囲気についてミステリーショッパーを雇って調査さえているところもあります。
他店が人気の理由やどういった接客を行っているかを徹底的に研究することで、客が評価している部分を知り、自身のお店の改善に役立てることができればベストです。
身近な人に調査しに行ってもらえば予算もかかりませんし、何より近くの店舗を参考にするのが同じ客層で経営するお店にとっては素晴らしい教科書とも言えます。
良いところは盗んで自分の店のものにするくらいの気持ちで、しっかり調査して改善していきましょう。
7. リスクマネジメントをする
お店を経営していれば、不測の事態は誰にでも起こるものです。
重要なのは、トラブルが発生した後の対応です。
誤った対応をしてしまうと、情報社会の現代ではアッという間にSNSなどで拡散され、最悪の事態にも発展しかねません。
集客も重要ですが、それと同じくらいリスクマネジメントにも力を入れておく必要があります。
リスクマネジメントで重要なのは、リスクが起きた時の対策をマニュアル化し、お店全体で共有しておくことです。
例えば、ある従業員がお客様を怒らせてしまった場合、速やかに責任者を呼び出し、責任者がマニュアル通りの対応をする、といった具合に全員で対応を共有しておけば、突然のトラブルにも落ち着いて対応ができるでしょう。
8. 入店率を意識する
入店率とは、お店の前を通って入ってくるお客様の数のことです。
SNSが普及している昨今では、ネットであらかじめ入りたいお店を決めておき、直接来店する人が多いため看板にそれほど力を入れていない店舗も増えてきました。
しかし、SNSで調べたお店に行った時、ふと隣に気になるお店があった場合はどうでしょう。
それがカフェなどであれば、お目当てのお店の後に入ってみようか?なんてことになることもありますよね。
入店率を意識することで、隣のお店目当ての顧客も自分のお店の顧客にすることができます。
近所に行列ができるお店があれば、入店率をより意識することで大きな集客につながる可能性もあります。
入店率を上げるための具体例としては、ガラス張りで内装が見えるようにする、看板にわかりやすいショルダーネームをつける、フォトジェニックな外観を意識するなど、ちょっとした意識を引くだけで入店率を高めることができます。
9. 天候対策を打つ
天気が悪いとどうしても空席が目立ちますよね。
業種にかかわらず全てのお店に起こる現象です。
しかし、天候の悪さをデメリットとらえずに、チャンスと捉えることも重要。雨の日限定のサービスを展開すれば、傘をさしてでも出向いてくれる顧客は多いです。
実は、この手法は古くから定番として利用されているにもかかわらず、今でも高い効果を発揮する手法です。
「雨の日は安くなる」というセール情報を多くの主婦がすでに知っているからです。
例えばスーパーなどでは、雨の日にはお惣菜半額、卵100円、ポイント2倍など、タイムセールのような感覚でいつも購入しているものがお得になるというサービスが定番です。
飲食店であれば、コーヒー1杯無料やランチメニュー100円引きなどの具体的な割引を打ちだせば、「雨だからあのお店でお茶しよう」といった固定客にもつながる可能性があります。
10. 口コミを意識する
口コミは、今やユーザーも店舗側も気軽にチェックできるツールとなりました。
お客様の直の声を知ることができるため、何よりも重要な集客ツールのひとつです。
良い口コミは、自然と人を呼び寄せます。その効果は絶大で、良い口コミが客を呼び、さらにその顧客の口コミが何倍もの人を呼び寄せます。
しかし、悪い口コミも同様に一瞬で客足を途絶えさせます。このリスクは、仮に自身がSNSやグルメサイトを使用していなかったとしても、利用客がSNSで拡散した時点で悪い口コミとなってしまいます。
良い評価であれ、悪い評価であれ、口コミを止めることはできません。
重要なのは、マイナスの印象を持たれた後でも、アフターケアをしっかりと行うことで、少しでもポジティブな印象を持ってもらうことです。
一人の悪い口コミに対し、良い口コミが増えるれば自ずと客足は戻ってきます。あまりネガティブに考えることなく、丁寧な対応を心がけましょう。
新規顧客の獲得・リピーターを増やす飲食店の集客アイデア4選
今や集客のメインといえばSNSやホームページの時代。誰もが開業と同時にすでに行っている集客方法です。
しかし、それ以外の方法が有効じゃなくなったわけではありません。客層によっては、従来の集客の方が有利な可能性もあります。
そこで、SNSやグルメサイトを使った集客方法以外の集客アイデアを4つご紹介いたします。
1,チラシのポスティング
ポスティングは集客の基本中の基本。
開業からまだ一度もポスティングしていないという方は、ぜひ一度行ってください。ポスティングは新規顧客獲得に非常に有効な方法で、継続的に行うのがポイントです。
お店から5㎞圏内に住んでいる顧客に対して、ポスティングなら漏れなくアピールすることができますし、じっくりお店の情報を知ってもらうこともできます。
SNSと違い、ポスティングにはお金が必要でついつい敬遠する方も多いですが、ネットで注文すればかなりコストも抑えられます。
一度やってみると、思っているよりも費用対効果の高い集客方法であることがわかると思います。
2,ポイントカードの配布
リピーターを増やすために最も効果的なのがポイントカードです。
ポイントカードのメリットは、顧客の情報を細かく知ることができることと、ポイントをためるために再び足を運んでくれる可能性が出てくるので、リピーター客の獲得には効果的です。
ポイントがいっぱいになった時の特典は、誰もが喜べるようなものにしましょう。
割引でもいいですし、コーヒーなどの商品を無料で提供するなどでもいいと思います。
ただし、かなりの回数通わないと満タンにならないようなポイントカードだと、あまり意味がありません。
3~5回の来店で満タンになるくらいだと丁度いいですね。ポイントカードを持つのが面倒だという顧客が多い場合は、スマホのアプリなどに移行するのもおすすめです。
3,ダイレクトメール
しばらく姿を見ないお客様には、ダイレクトメールを送ってみましょう。
誕生日や記念日などのきっかけで送ると、より効果的です。もちろん印刷物でもいいのですが、手書きだとより効果的です。
手書きで一筆添える程度でも印象が違いますので、常連客などの場合は手書きで送ってみるのも有効です。
4,訪日外国人の集客
外国人向けの集客は、今やもう無視できない状態にまでになってきています。
参考データによると、2018年3月に日本に訪れた外国人のかずは、昨年に比べて18.9%増加しているとのこと。他の月も計測すると、かなりの外国人が日本を訪れているのです。
今後、オリンピックが行われることも考えると、今のうちから外国人向けの集客についてしっかり考えておく必要があります。
具体的にどういった対策が必要かというと、まずとにかく多言語対応すること。メニューだけでなく、店舗の看板などにも多言語表記することで、より入りやすい印象を与えます。
また、実際に外国人が来店した場合は対応する必要があります。
言語がわからなくても、翻訳アプリなどを利用してコミュニケーションを図れば、良い評価をしてくれることでしょう。
外国人対策は、これからの日本の飲食店では標準で行っていくべき項目です。
インターネットを使った集客方法6選
最後に、今最も費用対効果の高い、インターネットを使った集客方法をご紹介します。
いまや、どの店舗でもインターネットでの集客は欠かせないツールとなっています。
無料で利用できるものも多数ありますので、まだ導入していない方はこの機会にぜひ始めましょう。
1,ホームページ
インターネットからの集客の代表は、ホームページでしょう。
グルメサイトやSNSと違い、お店固有のものなので、しっかりと余すことなくお店のアピールをすることができます。
また、詳細のメニュー内容やこだわりポイント、また予約などもホームページから受けることができて便利ですし、なにより低コストで集客してくれるため、費用対効果も高いです。
グルメサイトやSNSのみで集客する店舗が多い中、ホームページがあればお客様に対する安心感にもつながります。
名刺代わりにもなりますし、お店のブランドイメージをアピールできるのもおすすめポイントのひとつです。
しっかりとしたホームページを作るためには、30万~50万程度の予算を考えておきましょう。価格を抑えて作成してしまうと、安価なサイトがそのまま店舗のブランドイメージになってしまいかねません。
自分のお店のイメージをしっかり確立してくれるホームページ制作会社に依頼するようにしましょう。
2,LINE
LINEとは、お客様と直接つながることができるスマホアプリです。
SNSのような感覚でアカウントを発行し、来店したお客様に登録してもらいます。
LINEでつながると、直接予約を受けることもできますし、キャンペーン情報のような一斉送信も可能です。
集客アプリとしてLINEを利用する場合は、「LINE公式」というサービスに登録する必要があります。(かつて利用されていたLINE@はLINE公式に統合され終了します。)
金額は無料のプランから有料プランまで集客状況によって選べます。
登録者数によって金額が変わるものなので、登録してくれる人数によって変えていきましょう。
3,グーグルマイビジネス
最近急速に利用が増えてきているのが、グーグルマイビジネスです。
登録すると、Google検索をした時に検索結果の上位に表示されるというメリットがあります。
また、GoogleMapで地図が表示されたときに口コミを見ることができたり、ストリートビューで店内の様子を画像でチェックすることもできます。Google検索と連携しているので非常に便利なサービスです。
Googleマイビジネスの登録は、基本的に無料です。中には有料のサービスもありますが、お店の情報を検索結果に表示したり、地図上に表示したりするのはほぼすべて無料です。
口コミも無料で見られるし、データも無料で確認できるので登録しない理由がないくらいオススメです。
導入方法は簡単。
インターネットからGoogleマイビジネスに登録すると、ハガキで確認コードが送られてきますので、そちらを入力すれば登録完了。
営業時間、定休日、電話番号などの情報はいつでもユーザーが好きな時に変更することができます。
お店の写真など、アピールしたい内容はどんどん登録しましょう。
4,Yelp
Yelpは、アメリカのグルメサイトの代表的なツールで、多くのアメリカ人がお店検索に使用しています。
インバウンド対策には必須のYelp、登録方法は簡単。
日本語サイトがありますので、そちらから必要事項を登録していけば完了です。
Yelpは基本的に掲載料は無料。ほとんどのサービスが無料で利用できます。
外国人の集客をアップしたいのであれば、食べログやぐるなびとあわせてYelpの登録も忘れずに。
5,Instagram
写真に特化したインスタグラムは、飲食店にピッタリのSNSツール。
料理写真をポンとアップするだけで、多くを語らずに集客することが出来る唯一のツールです。
インスタグラムは全て無料で利用が可能。インターネット上から登録するだけですぐに利用できます。
ただし、ホームページへのURLの記載や、多くの情報を文章として登録することはできません。
あくまでも写真とコメントを短くアップできるのがインスタグラムの良いところですので、インスタ映えするような、シズル感満載の写真をどんどんアップしてくださいね。
6,Facebook
Facebookの中で集客として利用できるのは、Facebookページになります。
インスタと違い、お店の情報をたくさん登録することができるので、ホームページ代わりに利用する店舗もあるほど。
写真も文章も好きなだけ登録できて、無料。また、Facebook内で広告を打つこともでき、他のSNSよりも一歩先を行く集客ツールです。
ここでつながったユーザーは、ほぼリピート客になる可能性があります。
Facebookページ上で直接お客様と会話することもできますし、距離感が近いため、カフェのような小さな店舗にはピッタリの集客ツールです。
キャンペーン情報などをたくさんアップして、丁寧にお店のアピールをするといいでしょう。
まとめ
今回、この記事で取り上げた集客方法は、全て行ってみてください。
どれも難しいものはなく、しかも安価なコストですぐに始められる集客豊富尾ばかりです。
今のあなたの店舗の状態を知るために必要なデータは、集客を行えば一目瞭然です。
仮に全ての方法を試した結果、集客がうまくいかなかったとしても、大量のデータがあなたの元に残ります。
そのデータを丁寧に分析すれば、必ず集客率はアップします。
今回挙げた集客方法で試していないものがあれば、ぜひすぐにでも試してみてください。
驚くほどの情報を得ることができ、それによって様々な改善を行えば、高い効果が期待できるでしょう。
フーヅフリッジで仕入れてみる