- フーヅフリッジトップ
- おすすめ記事一覧
- 備蓄食料はいつもの買い物で揃える!簡単にできる備蓄の方法について解説
備蓄食料はいつもの買い物で揃える!簡単にできる備蓄の方法について解説
自然災害の多い日本ですが、比較的食料の備蓄についての知識は浅いのが現状。
災害が起きた場合に備えて備蓄しておきたいと考えている方は多いと思いますが、「備蓄用の食品はどこで買えばいいの?」と悩んでいませんか?
備蓄食品は、非常食など特別な食品を揃える必要はありません。いつもの買い物にちょっとした工夫をすることで、十分に揃えることができます。
本記事では、簡単に備蓄ができる方法と備蓄に適した食品について詳しく解説いたします。
今日の買い物からすぐに試せる内容ばかりなので、ぜひ一読してみてください。
食料はどのくらい備蓄しておくのがベストか
まず、備蓄は最低限どのくらいの量が必要なのでしょうか?
生命を維持するために必要最低限の量について解説いたします。
備蓄は最低でも3日分
自然災害などで物流が止まると想定した場合、「最低でも3日分、可能であれば1週間分」が備蓄の目安と言われています。
なぜ3日間なのかというと、災害が起きた直後から、食料や救援物資などが届くまでの目安は、だいたい3日間と言われています。
インフラ復旧まで自力で耐えることができるよう、最低限の備蓄は準備しておく必要があります。
では、3日分の量とはどのくらいなのでしょうか?
- ▼ 1人あたりの3日分の量
- ● 飲料水・・・1日1リットル必要なので、3日で3リットル
- ● 米・・・1キロ(約15食分)
- ● 缶詰・・・5〜10缶
食料については最低限これくらいあれば生命を維持することは可能です。
特に水は、調理用や食器を洗ったりするために利用することを考えて、倍の量をストックしておけば、より安心です。
絶対に備蓄しておきたい食料と日用品
次に、備蓄食品を揃える上で、絶対に必要なものについて詳しく解説していきます。
- ▼ 絶対に備蓄しておくもの
- 水、非常食、ビスケット、板チョコ、トイレットペーパー、カセットコンロ、マッチ、ろうそく、ラジオ、ラップ、懐中電灯
水、非常食はもちろんですが、ビスケットのようなお菓子も、水や火が使えないような場合を考えると必要です。また、チョコレートやキャラメルのような栄養価の高いお菓子も、非常食とは別に準備しておきましょう。
また、カセットコンロも調理や温めに必要なのでガス2〜3本とセットで必ず準備しておきましょう。備蓄食品は水があれば調理可能だったり、少し温めるだけで美味しく食べられるものが基本です。温かいものが食べられると安心できますので、カセットコンロは必ず準備しておき、メンテナンスも忘れず行っておきましょう。
ローリングストックで、いつもの買い物を備蓄食料に
大きな災害が連続して起きたことで、備蓄について真剣に考える方が増えてきました。その中で、最近注目されているのが「ローリングストック」という備蓄方法です。
ローリングストックとは、毎日の食料をいつものより少し多めに購入しておき、消費期限が近づいたら新しいものに追加するといった考え方です。
ストックしてあるものをいつものように食べて消費し、その分を新しくまた追加しておきます。食べて追加、を繰り返すので、消費期限を常にチェックしながら自然にストックすることができます。
ローリングストックなら、いつもの買い物に少し足すだけで備蓄できるので特別な知識や準備も不要です。
- 例)
- ● 飲料水を1本ずつ購入している方は、1ケースごとの購入に切り替える
- ● レトルト食品やカップ麺をいつもより少し多めにストックしておく
- ● アルコール類やお菓子などの嗜好品も少し多めに購入
- ● 置き薬にする
- ● 2キロ程度の米をいつものお米とは別にストックしておく
ローリングストックの良いところは、災害が起きた時も毎日の生活と同じ食事ができるところ。緊急時にいつもと変わらない食事が摂れることは心の安心に繋がります。ちょっとした贅沢品も追加しておくと、楽しみも増えて頑張る意欲が湧いてきますね。
備蓄する食品の選び方
ローリングストックで簡単に備蓄できるとは言いますが、そうはいってもなんでもいいというわけではありません。
ここでは、備蓄に向いている食品について詳しく紹介いたします。
常温でも日持ちするもの
食品の中でも十分に揃えられるのがレトルト食品。
缶詰、パスタ、レトルトカレー、即席味噌汁、カップ麺などは最も簡単で、しかも日常でも利用している食品類です。
すべて日持ちするので、生活の中で消費しながらストックしていくには最も簡単で助かる食品です。これらの食品をメインにストックしておくといいでしょう。
栄養が摂取できるもの
次に、少ない量でもしっかり栄養が摂れるものを選びます。例えば缶詰でも魚と肉をバランスよく準備しておきましょう。
また、ビタミンも重要なので、果物の缶詰やパックの野菜ジュースなどもおすすめです。その他豆類の缶詰や高野豆腐などもおすすめです。
食べ慣れた、好きな味のもの
災害時は通常では考えられないくらいのストレスがかかっているもの。そんな時、自分の好きな味、好きなおやつなどがあると気分が明るくなります。
チョコレートやスナック菓子、少量のお酒などもあるといいでしょう。
日常と同じものを食べることで安心感にも繋がりますし、食欲が落ちている時にも好きな味の食べ物なら口にすることができます。
緊急時の精神面も考えながら、自分の好きなものやちょっとした嗜好品も加えておくといいでしょう。
備蓄におすすめの食材
ここからは、実際の備蓄におすすめの食材をご紹介いたします。消費期限が長いことはもちろんですが、特に美味しくて飽きない備蓄食材がたくさんありますので、ぜひ参考にしてくださいね。
SSK サバ オリーブオイル漬け ガーリック風味 EO K缶 140g
サバの缶詰は、備蓄用では外せない食品。特にサバの栄養価は非常に高く、震災後にはサバの缶詰が大きな注目を浴び、大ブームを巻き起こした食材です。
そのまま缶詰で食べても美味しいですが、他の食材とも非常に相性がよく、様々なレシピに使用できます。
特にオイル漬けはパスタと和えても美味しいですし、色々な食材と炒めることができて便利です。毎日の食事にも使えるのでローリングストックにも最適です。
ホーメル スパム 20%レスソルト 缶 340g
単体で食べることができるのはもちろん、炒めものやサンドイッチなど色々な食品と混ぜても美味しいスパム。
栄養価も高く、肉類が摂取しづらい緊急時の栄養源として昔から非常食として愛用されています。こちらも3年と消費期限が長いので複数個ストックしておいてもいいですね。
Diano スパゲティ1.5㎜ 500g
日頃食べているものの中でも代表的なのがスパゲティです。特に備蓄としても重宝されており、お米と同様にエネルギーの源となるのでおすすめです。
和食がメインとなる備蓄ですが、パスタがあればソースや缶詰と和えて食べられるし、味が一気に変わるので気分転換にも。
日頃も良く家で食べるという方は、特に少し多めに購入するだけで自然と備蓄になるのでおすすめです。
ロイヤルシェフ パスタ用トマトソース 140g
災害時は野菜類が不足しがちなので、パスタソースはトマトがおすすめです。
また、他の食材を加えなくてもパスタとトマトソースだけでも十分美味しく食べられます。レトルトのパスタソースは比較的消費期限が短めで約1年です。
日ごろの生活にうまく取り入れてローリングストックできるようにしましょう。
ロイヤルシェフ カレーソースレギュラー(中辛) 3kg
意外と安心感があるのが、レトルトカレーです。
カレーは毎日の食生活の代表と言われるくらい、誰もが自宅で食べたことがある料理です。パスタソースよりも消費期限が長く約2年はストック可能です。
日頃から家にレトルトカレーのストックがある方は多いと思います。食べたら買う、が最も行いやすい備蓄食材ですね。
カゴメ 野菜生活100 200ml
非常時で最も摂取しにくいのが野菜です。常温保存できるものならいいのですが、調理にも手間がかかりますし、それなりの水が必要なのであまり備蓄には向きません。しかし、緊急時の栄養を考えると野菜類はできるだけ摂取したいもの。
野菜ジュースをストックしておけば、足りないビタミン類も手軽に摂取できておすすめです。ただ、備蓄食材の中では期限が短いのが残念なところ。
日頃から飲んでいるという方は、1ケースなど多めに購入しておき、消費しながらうまくストックしておくといいでしょう。
テーブルマーク たきたてご飯ふっくらつや炊き(国産米) 大盛 3食
最後に、最も重要なご飯です。
お米をストックしておくのもいいですが、レトルトのお米だと手間がかからず温めるだけで食べられるのでおすすめです。
お米を炊くとなると飲料水が必要ですが、レトルトであれば温めるための水があればいいので、水不足の際でも食べることができます。
お米とセットで備蓄しておくのがベストですね。
非常時は、温かいご飯を食べられるだけで気持ちが落ち着き冷静になることができます。しかも栄養価も高く、直接エネルギーに変わるので、非常時に必須の食料です。備蓄品の中には必ず加えておきましょう。
まとめ
「ローリングストック」という耳慣れない言葉ですが、普段から意識しておく必要があります。
自然災害や非常時は、いつどこで起きるかわかりません。だからこそ、あらゆる備えをしておくことが大事です。
特に食品は、賞味期限があるので、なにかあったときに全然役に立たなかったでは目も当てられません。
今日から「ローリングストック」を合言葉に、食品の備蓄を忘れず行いましょう。
フーヅフリッジで仕入れてみる