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梨の冷凍保存はできる?保存や解凍の方法や冷凍梨を使ったアレンジレシピをご紹介
梨は、瑞々しさと爽やかな甘みで多くの人々に好まれるフルーツですが、旬の期間は限られています。
そこで、梨を一年中楽しむための秘訣が「冷凍保存」にあります。この記事では、梨をおいしく冷凍保存する方法から、解凍後の活用法までを解説します。
梨の冷凍保存は手軽でありながらも、料理やデザートの幅を広げる便利なテクニックです。ぜひ参考にしてみてください。
梨を冷凍するメリットとは?
梨を冷凍すると、新鮮な梨のおいしさを長期間保持できるだけでなく、日々の食生活においてもさまざまなアレンジが可能になります。
まずは、梨を冷凍することの2つの大きなメリット、「長期保存が可能になること」と「アレンジしやすくなること」に焦点を当てて解説していきましょう。
長期保存が可能になる
梨を冷凍すると、新鮮さと味を長期間保てます。
通常、梨は常温や冷蔵庫での保存に限界があり、特に高温多湿の環境下ではすぐに傷んでしまいます。しかし、梨を冷凍することで、細胞内の水分が凍結し、細菌の活動が抑制されるため、梨の鮮度と品質を長く維持することが可能になるのです。
そうすれば、旬の時期にたくさん手に入れた梨も、無駄なく時間をかけて楽しめます。
アレンジしやすくなる
梨を冷凍すると、食べるときにアレンジしやすくなるのもメリットです。普通に食べるだけではなく、梨の楽しみ方の幅が格段に広がります。
冷凍梨は、解凍してそのまま食べるだけでなく、スムージーやデザート、さらには料理の材料としても大変便利です。
冷凍した梨は、冷たいデザートやドリンクに最適で、暑い季節にぴったりのフレッシュな気持ちも提供してくれます。
また、梨を冷凍すると、実が柔らかくなりすぎることもなく、食感をある程度保てるのも特徴です。そのため、サラダや料理のトッピングとしても重宝します。
冷凍梨を使ったレシピは、手軽に作れて便利でありながら、家族や友人を驚かせることができる特別な料理を作れますよ。
このように、梨を冷凍することは、長期保存が可能になるだけでなく、日々の食生活においても梨をアレンジしやすくなるという大きなメリットがあります。梨の冷凍保存は、梨のおいしさを年間を通して楽しむための有意義な方法の一つです。
冷凍方法
では、梨の冷凍方法をご紹介していきます。カットしてそのまま冷凍することももちろん可能ですが、少し手間を加えてさらにおいしく便利に保存しておける、コンポートにして冷凍する場合と、すりおろして冷凍する場合の2つの方法をみていきましょう。
どちらも簡単にできるので、ぜひ試してみてください。
コンポートにして冷凍保存する方法
梨のコンポートを作って冷凍保存すると、梨の風味を長期間楽しめます。この方法では、梨の自然な甘みと柔らかな食感を保ちつつ、冷凍による品質の劣化を最小限に抑えられます。
まず、梨1個を丁寧に洗い、皮を剥きます。次に、芯を取り除いて食べやすい大きさにカットします。梨の皮をむいてカットすることで、後の加熱時に梨の柔らかさと風味が引き出されやすくなります。
耐熱皿にオリーブオイル(バターやサラダ油でも可)大さじ2と砂糖大さじ2~3を入れて、よく混ぜ合わせます。この調味料が梨に深い味わいを加え、コンポートの基本となります。はちみつを合わせても、まろやかな味わいになり、おすすめです。
カットした梨を耐熱皿に加え、先ほどの調味料とよく和えたあと、ラップをかけて600Wの電子レンジで3分程度加熱します。梨が柔らかくなり、調味料の味が染み込みます。
ラップを外して一度混ぜ合わせたあと、再びラップをかけてさらに1分程度加熱します。これで、梨のコンポートの完成です。
コンポートを室温で冷ましたあと、汁ごとジップロックなどの密閉容器に入れます。その際、梨が重ならないように平らに配置するようにしましょう。空気をしっかりと抜いてから、冷凍庫で6時間ほど凍らせます。
半冷凍状態になったら、容器から取り出し、1回分ずつ食べやすいように梨をほぐします。この作業を行なっておくと、あとから必要な分量だけを簡単に取り出せるようになりますよ。
ほぐした梨を再度密閉容器に戻し、冷凍室で完全に凍らせます。これで、梨のコンポートの冷凍保存の完成です。
この方法で冷凍保存した梨のコンポートは、解凍後そのままデザートとして楽しめるほか、ヨーグルトのトッピングや、アイスクリームと合わせるなど、さまざまなアレンジが可能です。
すりおろして冷凍保存する方法
梨をすりおろして冷凍保存する方法は、梨の風味を長期間楽しめるのに加え、とても便利な保存方法です。梨のフレッシュな味わいと栄養を保ちつつ、さまざまな料理やデザートに手軽に使用できるようになります。
まずは、外側を丁寧に洗います。梨の皮を剥くかどうかはお好みによりますが、皮に含まれる栄養を逃さずに保存したい場合は、皮付きのまますりおろすのもおすすめです。
梨を切って芯を取り除いた後、すりおろし器を使用して梨をすりおろします。レモン汁を少し入れると、変色防止にもなります。
すりおろした梨は、そのまま冷凍できますが、解凍して使う際に便利になるように、小分けにして保存するとよいでしょう。
例えば、アイスキューブトレイにすりおろした梨を分け入れて凍らせたあと、一つずつ取り出してジップロックバッグや密閉容器に移し替えて冷凍庫で保存します。そうすれば必要な分だけ簡単に取り出して、スムージーや料理の甘味料として簡単に使えます。
すりおろした梨を冷凍保存することで、梨の自然な甘さと香りを一年中楽しめるでしょう。また、手軽に取り出せる形で保存しておくと、忙しい時でも気軽に梨を楽しめるのがポイントです。
保存期間
通常、梨は冷蔵では1週間から10日ほどしか持ちませんが、適切に冷凍保存すれば、1ヶ月の長期保存もできます。
この期間であれば、味や風味を保ったまま食べられます。とはいえ、なるべく早めに食べるよう心がけましょう。
梨の解凍方法と柔らかさを保つコツ
梨を冷凍保存することは、オフシーズンになってもおいしさを楽しむ素晴らしい方法です。解凍する際には、梨の風味と柔らかさを最大限に保つための方法があります。ここでは、自然解凍を含むいくつかの解凍方法と、梨の柔らかさを保つコツをご紹介します。
自然解凍
自然解凍は、梨の風味と食感を保つために最も推奨される方法です。
冷凍した梨を冷蔵庫に移し、ゆっくりと温度を上げていきます。このゆっくりとした解凍の過程により、梨の細胞が急激な温度変化によって破壊されるのを防ぎ、結果として食感と風味がより良く保たれます。
自然解凍には通常、数時間から一晩かかりますが、この方法が梨の品質を最も損なわずに解凍する方法とされています。
水浴解凍
水浴解凍は、比較的短時間で梨を解凍したい場合に適した方法です。
密封された梨を冷水に浸します。水は定期的に交換して、温度が一定に保たれるようにします。水浴解凍は、梨を傷めることなく、比較的均一に解凍できるため、食感をある程度保てる解凍方法です。
電子レンジ解凍
急いでいる時には、電子レンジを使用して梨を解凍することも可能です。この方法は最も速く解凍できますが、梨の食感を損ねるリスクがあります。
電子レンジで解凍する場合は、「解凍」設定を使用し、梨を頻繁にチェックしながら少しずつ加熱することが重要です。
解凍が不均一にならないように、梨を何度か回転させるとよいでしょう。電子レンジを使用した解凍は、梨をすぐに調理に使う場合に適しています。
柔らかさを保つコツ
梨の柔らかさを保つには、冷凍前の処理も大切です。
梨を冷凍する前に、適切に処理することが柔らかさを保つ鍵です。梨をカットする場合は、大きめのピースにし、空気に触れる面積を減らすためにしっかりと包装します。
また、解凍した梨は、特に電子レンジを使用した場合、外側が内側よりも早く解凍されることがあります。解凍後は、梨を均一に温めるために、室温で少し置いてから使用するとよいでしょう。
そして、再冷凍するのはあまりおすすめしません。一度解凍した梨は、再冷凍することで食感が大きく損なわれます。解凍した梨はできるだけ早く消費し、余った場合は梨を加工して保存する方法を検討しましょう。
梨の種類別・冷凍保存術
梨は、和梨と洋梨では食感や風味が異なり、それぞれに適した冷凍保存の方法があります。適切な方法で冷凍保存して、より梨のおいしさを楽しみましょう。
和梨をおいしく冷凍する方法
和梨は水分が多く、シャキシャキとした食感が特徴です。このような食感をできるだけ保つためには、以下の冷凍方法がおすすめです。
- <下処理>
- 新鮮で熟度が適切な和梨を選びます。梨をよく洗ったあと皮を剥き、芯を取り除いて食べやすい大きさにカットします。
- <水分を抜く>
- カットした和梨の表面の水分をキッチンペーパーで軽く拭き取ります。これにより、冷凍時の凍結を防ぎ、食感を保ちやすくなります。
- <急速冷凍>
- カットした和梨をクッキングシートに並べ、冷凍庫で急速に冷凍します。和梨のピースが互いにくっつかないようにすることがポイントです。
- <保存>
- 和梨が完全に凍ったら、ジップロックバッグや密閉容器に移し、空気を抜いて冷凍庫に戻しましょう。
洋梨をおいしく冷凍する方法
洋梨は柔らかく、甘みが強いのが特徴です。洋梨を冷凍する際は、次の手順をおすすめします。
- <下処理>
- 熟れた洋梨を選び、よく洗います。皮を剥き、芯を取り除いたあとカットします。洋梨は柔らかいので、大きめにカットすると解凍時に崩れにくくなります。
- <シロップ漬け>
- 洋梨の風味を保つために、シロップ漬けにする方法があります。水と砂糖を1:1の割合で混ぜて沸騰させ、冷ましたシロップに洋梨を漬け込みます。
- <冷凍>
- シロップに漬けた洋梨を、容器ごと冷凍します。シロップが洋梨を保護し、解凍後も風味が損なわれにくくなります。
- <保存>
- シロップ漬けの洋梨は、容器ごと冷凍庫で保存します。使用する際は、自然解凍することで、洋梨本来の風味と柔らかさを楽しめます。
冷凍した梨を活用したアレンジレシピ
冷凍した梨は、そのまま食べるだけでなく、料理やデザートに活用できます。ここでは、冷凍した梨を使った人気のアレンジレシピをご紹介します。
コンポート活用レシピ「梨のコンポートタルト」
- 【材料】
- 冷凍梨のコンポート 1カップ
- タルト生地 1枚
- カスタードクリーム 1カップ
- アーモンドスライス 適量
- 粉糖 少々
- 【作り方】
- タルト生地を型に敷き込み、180度に予熱したオーブンで10分ほど焼いて冷まします。
冷めたタルト生地にカスタードクリームを流し入れ、その上に解凍した梨のコンポートを並べます。
アーモンドスライスをトッピングし、さらに180度のオーブンで15分ほど焼きます。
焼き上がったタルトを冷まし、粉糖をふりかけて完成です。
梨のコンポートがタルトの甘みと相まって、豊かな風味が味わえます。
すりおろし活用レシピ「梨のすりおろしソースのチキン」
- 【材料】
- 鶏胸肉 2枚
- 冷凍梨のすりおろし 1カップ
- 醤油 大さじ2
- みりん 大さじ2
- にんにく(みじん切り)1片
- オリーブオイル 適量
- 塩、こしょう 少々
- 【作り方】
- 鶏胸肉に塩、胡椒をして、オリーブオイルを熱したフライパンで両面を焼きます。
鶏肉が焼けたら一旦取り出し、同じフライパンにみじん切りにんにくを炒め香りが出たら、冷凍梨のすりおろし、醤油、みりんを加えて中火で煮詰めます。
ソースに少しとろみがついたら、鶏肉を戻し入れ、ソースを絡めながら煮込みます。
鶏肉を取り出し、切り分けたあとにソースをかけて完成です。
梨のすりおろしを使ったソースが、鶏肉の旨味を引き立て、さっぱりとした味わいに仕上がります。冷凍梨を使ったアレンジレシピは、日常の食卓に新鮮な風味をもたらしてくれるでしょう。
フーヅフリッジの冷凍フルーツをご紹介
フーヅフリッジは、UCCグループが運営する業務用食品・食材のネット通販サイトです。
冷凍食品を中心に、約4,500アイテムの豊富な品揃えを誇り、飲食店や事業会社にとっての必要な商品をいつでも提供しています。
ここで、おすすめの冷凍フルーツをご紹介していきます。
商品1:DFC ローステッドアップル 冷凍 453g
商品はこちら米国産の「ふじ」をオーブンで軽く焼き上げて冷凍したアップルです。櫛型にカットしてあるため、すぐにデザートとして出せますし、アレンジも簡単にできます。
こちらの冷凍アップルは、今回ご紹介した梨のようなアレンジもできますので、ぜひ試してみてください。
商品2:トロピカルマリア スペイン産 レモン カット 冷凍 500g
商品はこちらレモンを皮が付いた状態で8つに分割して、櫛切りにしたレモンカットです。
皮付きであるからこそ、使い道もたくさんあります。
解凍しても新鮮なものと変わらない色合いを保ち、解凍した際は果汁が豊富に溢れでます。
おすすめは、冷凍のまま氷の代わりとして、ドリンクに入れる使用方法です。レモンの風味が溶け出し、フレッシュな味が加わります。
商品3:トロピカルマリア パインチャンク 500g
商品はこちら食べやすい大きさにカットされた冷凍パイナップルです。
凍ったまま、アイスやヨーグルトにトッピングしてもいいですし、ミキサーにかけてシャーベットにしてもおいしくいただけます。
冷凍保存で梨のおいしさを長持ちさせよう
梨を長く保存するための冷凍方法や、冷凍梨を活用したアレンジレシピなどをご紹介しました。
和梨と洋梨、それぞれの特性を活かした冷凍方法から、コンポートやすりおろしを使った創造的な料理まで、梨のおいしさを一年中楽しむためのヒントをお届けできたかと思います。
梨をもらったり、旬の梨を長い時間楽しみたい!といった方は、ぜひ今回の記事を参考に、正しい方法で冷凍してみてください。
他にも冷凍フルーツを楽しみたい方は、ぜひUCCグループの業務用食材ネット通販サイト「フーヅフリッジ」をご利用ください。
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