冷凍野菜は実は面倒!?冷凍野菜の冷凍方法と解凍方法を解説!簡単冷凍野菜もご紹介!
冷凍庫で保存すれば長持ちできますが、野菜の食感や味が落ちたり、栄養の損失が心配な方へ!
今回は食感と栄養素を残したまま美味しく食べるための、野菜の正しい冷凍方法と解凍方法を解説。
また、冷凍におすすめの野菜や、下ごしらえ不要の簡単冷凍野菜をご紹介!
この記事の内容まとめ
- 以下の理由から野菜の保存は冷凍がおすすめ:保存できる期間、まとめて保存できる量、小分けにすれば便利、より美味しくなる野菜もある
- 冷凍保存向きの野菜の特徴は、栄養素が壊れづらい、水分量が比較的少ない、繊維質ではない
- 水分量が多い野菜や繊維質な野菜は、下ごしらえすれば冷凍保存可能
- 冷凍前の下ごしらえの方法は、茹でる、塩もみ、切り方を変える、調理した後保存
冷凍させるときのコツは、すばやく凍らせること - 冷凍野菜を美味しく食べるコツは、凍ったまま調理すること
- 市販の冷凍野菜は便利で栄養価も壊れておらず使いやすい
日持ちさせるなら冷凍が一番?
野菜の日持ちをさせるためにはどのような保存方法がいいのかお悩みではないでしょうか?
結論からいうと、野菜を日持ちさせるためには「冷凍保存」がおすすめです。その理由についてこの章でご紹介しています!
全ての野菜が冷凍保存に適しているわけではないので注意が必要です。その点も合わせてお話ししています。
野菜は冷凍がおすすめ
野菜の冷凍保存は「常温保存に比べて長く保存できる」のでおすすめです。
冷凍保存をすることで得られるメリットについて今一度確認しておきましょう!
野菜を冷凍保存するメリットは以下の通りです。
- 常温保存よりも長く保存することができる
- 食材をたくさん保存することができる
- 小分けしておくことで一度に使い切れるように調節できる
- (野菜によっては)冷凍することで旨味が増す
通常の保存方法よりも長期保存が可能であったり、たくさんの量を蓄えておくことができるのが一番のメリットですね。
小分けしておくことで一度に使い切ることができ、衛生面的にも食材を管理しやすくなりますよ!
野菜によっては冷凍することで旨味が増すものも存在します。
野菜の冷凍保存は多くのメリットがあるのでぜひ活用したいものです。
常温保存がいい野菜もある!
野菜の冷凍保存はメリットがたくさんあると解説しましたが、一方で冷凍保存に向いていない野菜もあります。
常温保存すべき野菜と冷凍保存できる野菜の違いをご紹介します。
常温保存すべき野菜の特徴は以下の2つです。
- 水分量が多い野菜
- 繊維質な野菜
これらの特徴をもつ野菜は冷凍保存を避けましょう。
トマトやレタス、きゅうりなど、水分量が多い野菜の場合は冷凍したときに食感を変えてしまうことがあります。
もし水分量が多い野菜を冷凍保存してしまうと、水分量が多いことから野菜内の氷の結晶が大きくなり、食感に悪い影響を与えるのです。
人参やゴボウ、大根など、繊維質の野菜も冷凍保存はやめておいた方がいいです。繊維質の野菜は解凍したときに内部に空洞ができ、スカスカの状態になってしまいます。
繊維が目立つような食感になってしまうのでおいしさが激減してしまいます。
常温保存した方がいい野菜は、直射日光を避けて湿度の低い場所で管理しましょう。根菜類などは土や泥のついたまま保存することで風味を長持ちさせることができます。
夏季は高温で湿度が高くなる時期なので、冷凍せず冷蔵保存するといいでしょう。
冷凍に向いている野菜と向いていない野菜
この章では冷凍に向いている野菜と向いていない野菜を解説しています。
冷凍に向いていない野菜は、下ごしらえをすることで冷凍可能になることもあるのでそのやり方についてもご紹介します。
キャベツやほうれん草はそのまま冷凍OK
冷凍保存が可能な野菜の特徴は以下の通りです。
- 冷凍しても壊れづらい栄養素が含まれている
- 水分量が比較的少ない
- 繊維質ではない野菜
以下で詳しく解説します。
キャベツやほうれん草といった葉物野菜は冷凍保存に適しています。葉物野菜は、水分が抜けていない、鮮度が高いうちに冷凍保存するのがベストです。
ほうれん草や小松菜はビタミンCを多く含む葉物野菜です。ビタミンCは熱や水分に弱い性質を持ちますが、冷凍しても壊れづらい性質があるので冷凍保存には適していますね。
冷凍は野菜の細胞が崩れやすくなるのも特徴です。しいたけや玉ねぎなどは冷凍保存向きの野菜です。しいたけでは旨味がより出やすくなったり、玉ねぎは炒める際により速くアメ色になってくれます。
【ほうれん草を冷凍保存する方法についての記事はこちらからどうぞ】
ほうれん草を冷凍保存する方法は?解凍のコツやレシピまでご紹介
オクラやもやしは下ごしらえが必要!
上の章でも軽く触れておりますが、冷凍に向いていない野菜の特徴は下の通りです。
- 水分量が多い野菜
- 繊維質な野菜
これらの特徴をもつ野菜は冷凍保存を避けましょう。
トマトやきゅうりなどの水分量が多い野菜、大根や人参、ゴボウといった根菜類は冷凍に向いていません。
ただし、冷凍には向いていないということは「冷凍したら食べられなくなる」というわけではありません。冷凍保存するよりも常温で保存した方が美味しく食べられるという意味です。
ひと工夫を加えることで冷凍保存でも美味しいまま保存することができます。ひと工夫の例としては
- 茹でる
- 塩もみ
- 切り方を変える
- 調理した後保存
といったものがあります。
人参やオクラ、もやしは軽く茹でた後に冷凍することで美味しく保存することができます。詳しくは次の章で解説します。
【水分量の多いきゅうりの冷凍保存についての記事はこちらからどうぞ】
きゅうりは冷凍できる?保存・解凍方法やレシピを紹介
じゃがいもは3つの方法で冷凍可能
じゃがいもは、丸ごと、生のカット、加熱してからの3つの方法で冷凍することができます。
丸ごとの場合は、水で土をきれいに洗って水気をふき取ります。芽がある場合は取り除きます。1つずつラップでぴったり包んで、まとめて冷凍保存用の袋に入れて冷凍します。解凍するときはラップしたままレンジします。中1個なら600Wで2~3分、さらにひっくり返して2~3分が目安です。そのままでも調理しても食べられます。
生の場合は、まず皮をむいて使いやすい大きさにカットします。切り方はくし形などよく使う形で大丈夫です。カットしたらいったん水にさらして水気をよくふき取ります。そして冷凍保存用の袋に入れて冷凍庫で保存します。
加熱して冷凍する場合は、カットしてからレンジする、あるいはマッシュポテトにするなどして完全に冷まします。使いやすい量の小分けにして、カットならそのまま、マッシュポテトならラップでぴっちり包んでからラップごと冷凍用の保存袋に入れて冷凍します。
【ブロッコリーの冷凍保存についての記事はこちらからどうぞ】
ブロッコリーを冷凍保存するベストな方法は?【生か茹でか?】
冷凍野菜を美味しく食べるポイント:冷凍編

この章では野菜を美味しいまま冷凍保存する方法をお話ししています。冷凍に向いていない野菜でもカンタンなひと工夫を加えることで美味しく保存できますよ!この章を参考にしながら調理してみましょう!
すばやく凍らせる
素早く凍らせた方が美味しく冷凍保存できます。
完全に冷凍されるまでに必要となる時間が長いほど、野菜の味や質は落ちてゆきます。冷凍の過程で起こる氷結晶が食材に悪影響を及ぼすのです。
冷凍方法には2つのやり方があります。「急速凍結」と「緩慢凍結」です。
この違いは凍結させるのにかかる時間です。
急速凍結とはその名の通り、素早く冷凍してしまうことです。
これに対して緩慢凍結はゆっくりと凍結させる冷凍方法です。
野菜を冷凍保存することに限って言えば、「急速凍結」した方がいいです。しかし、急速冷凍するためには、急速冷凍が可能な冷凍庫でないといけません。
業務用の冷凍庫は-30度を下回る環境を作り出すことができるため、食材を瞬間的に凍らせることが可能です。家庭用の冷凍庫ではこのような性能を持っているものは少ないので、どうしても冷凍に時間がかかってしまいます。
いかに素早く凍らせることができるかが鍵となります。
そこで家庭用の冷凍庫でもできる、素早く凍らせる方法をご紹介します。
次の4点を意識してみましょう。
- 野菜表面の水分はなるべく拭き取る
- 茹でた野菜は粗熱をとる
- アルミバットなどに載せて冷凍庫へ
- 表面積を広くする
野菜を洗ったあとの水分は拭き取っておきましょう。
冷凍野菜は冷凍庫に入れてから冷凍されるまでの時間を短くするのが鍵になります。
茹でた野菜などは粗熱を冷ましてから冷凍庫に入れるとよいでしょう。熱いものを冷凍庫にそのまま入れてしまうと庫内の温度が上がり、他の食材にも影響が出るかもしれません。
アルミバットの上に置いたり、食材の表面積を広くすることで冷気が伝わりやすくなり、より早く冷凍できますよ。
下ごしらえして冷凍!
下ごしらえすることで美味しく冷凍保存することができる野菜もあります。
下ごしらえの方法は上の章に記載していますが、
- 茹でる
- 塩もみ
- 切り方を変える
- 調理した後保存
などがありました。特に茹でて冷凍した方がいい野菜はいくつもあります。
オクラやもやし、アスパラガスなどは茹でてから冷凍するといいです。
茹でることで野菜の酵素の働きを止めることができ、変色を防ぐ効果を期待できます。
きゅうりなどは塩もみをすることで余分な水分を出すことができます。
薄切りや、ざく切りなど食感をあまり気にしないでいいような切り方にすると、冷凍した後でも食感を損なうことがないので美味しく食べることができますよ。特に根菜は細かく切るといいですね。
調理した後に冷凍する方法もありますが、粗熱をとることを忘れないようにしましょう。
冷凍野菜を美味しく食べるポイント:解凍編
この章では冷凍野菜を美味しく食べるために気を付けたい、解凍方法についてお話しします。
せっかくひと手間加えて冷凍保存しているので、より美味しく食べられるように解凍にも気を配りましょう。
凍ったまま調理がベスト
冷凍野菜を美味しく調理するには、「凍ったまま調理する」ことがポイントです。
解凍すると野菜に余計なダメージを与えてしまうことにつながります。ダメージを与えると野菜の質が下がりかねないので極力ダメージを与えることは避けましょう。
解凍せずそのまま調理することで野菜のダメージも少なく、解凍の手間もなくすことができるのでおすすめです。
また凍ったまま、炒めたり煮込んだりすることで、素材の味を生かしたまま調理することができますよ!
下ごしらえが面倒?なら冷凍済み野菜がおすすめ!
ここまで野菜の冷凍保存方法について解説してきました。少し手間を加えるだけで野菜の冷凍保存ができることがわかりました。
しかし、大量の野菜を買い込んでしまうと冷凍前の前処理だけでも一苦労なのではないでしょうか。
「どうせなら一切手間を加えずに野菜を冷凍保存したい」と考えている方もいらっしゃるはずです。
この章では冷凍のプロが下ごしらえをして、新鮮なまま急速凍結した冷凍済み野菜をご紹介します。
購入したらそのまま冷凍庫へ、使いたいときに調理することができるので便利ですよ!
【市販の冷凍野菜の栄養についての記事はこちらからどうぞ】
市販の冷凍野菜、栄養価ゼロは嘘!生野菜と遜色ない冷凍野菜は手軽な通販でも買える!
ニチレイ そのまま使える揚げなす乱切り(中国産)冷凍 1kg
揚げナスを冷凍している商品です。調理後の変色を防ぐような工夫がされているので見栄えよくお料理に用いることができます。
ナスは水分量が多く、家庭では冷凍するのが難しいですが、それを解決しているのがこの商品です。
揚げる手間も省けるので、揚げなすのお浸しなどに活用するととても美味しくいただけそうです。
ニチレイ そのまま使えるカットほうれん草 IQF 1kg
旬のほうれん草を茹でて急速冷凍した商品です。
旬のほうれん草は他の時期と比べて3倍ほど栄養価が高いと言われており、そんな栄養価の高いほうれん草を年中食べることができる冷凍野菜です。
カット不要で、自然解凍で調理できます。お味噌汁の具としてほうれん草を入れてみるのはいかがですか?
ニチレイ ブロッコリー(エクアドル)M 500g
標高3000mのエクアドルで太陽の光をたっぷり浴びたブロッコリーを冷凍した商品です。ブロッコリーは野菜の中でも特に栄養価が高く、毎日食べたい食材です。
この商品はもうすでに下茹でされており、自然解凍で食べることができます。
サラダに乗せるだけでも彩り豊かになりますし、シチューなど煮込み料理にも使える万能さが魅力です。
よくある質問
Q1. 冷凍野菜は解凍してから使うべきですか?
A. 冷凍野菜は基本的に解凍せず、そのまま調理するのがおすすめです。解凍すると水分が出て食感や風味が損なわれやすくなります。炒め物やスープ、煮物などは凍ったまま加熱することで、シャキッとした食感を保ちやすくなります。
Q2. 電子レンジで冷凍野菜を解凍しても大丈夫?
A. 電子レンジ解凍は可能ですが、水分が出やすくベチャつく原因になります。サラダや和え物などに使う場合は、短時間で加熱し、キッチンペーパーで水気をしっかり取ることが大切です。加熱しすぎには注意しましょう。
Q3. 冷凍野菜を自然解凍するのは良くない?
A. 冷凍野菜の自然解凍は、ドリップが出やすく衛生面でも注意が必要です。特に夏場は雑菌が繁殖しやすくなります。どうしても自然解凍する場合は、冷蔵庫内で短時間にとどめ、解凍後は早めに使い切りましょう。
Q4. 冷凍野菜を美味しく使える料理は?
A. 冷凍野菜は炒め物、スープ、味噌汁、煮物など加熱調理に向いています。凍ったまま使うことで水分流出を抑え、栄養や食感を保ちやすくなります。時短調理にも役立ち、忙しい日の食事準備に便利です。
Q5. 冷凍野菜の栄養は解凍で減りますか?
A. 冷凍野菜は収穫後すぐに加工されるため、栄養価は比較的保たれています。ただし解凍時に水溶性ビタミンが流れ出ることがあります。栄養を逃さないためには、解凍せず凍ったまま調理する方法が効果的です。
まとめ
この記事では野菜の冷凍方法や解凍の仕方、その際の気を付けたいことについて詳しく解説してきました!
ひと手間加えることで美味しく冷凍保存する方法がお分かりいただけたのではないでしょうか?
また、手軽に冷凍野菜を使いたい!という方向けに便利な商品をいくつかご紹介しています。
この記事を参考にして冷凍野菜を活用してみるとよいでしょう!