こうはなるな!移動販売の失敗例から見る、失敗要素と廃業しないための方法解説!
移動販売って、やってみたいけど失敗するリスクが高いんじゃないかと感じている人は多いと思います。
お店を持ちたいけど、資金が少ないから移動販売なら自分のお店を持てるんじゃないかと思っても、やはり失敗するようなイメージがあると一歩踏み出せませんよね。
そこで、本記事では、移動販売の失敗談を元に廃業しないための方法を詳しく解説します。移動販売での開業を考えている方は、ぜひリスクも踏まえてご覧ください。
この記事の内容まとめ
- 大半の移動販売は1年以内で廃業する
- 廃業の理由は、サラリーマン気分のままだった、お金・出店先など準備不足、商品が悪い、頑固
- 移動販売の持つ失敗しやすい特性は、客単価が低い、天候などの影響を受けやすい、場所も売上を左右する、場所代が必要
- よくある失敗例は、自分の「やりたい」追求、出店場所がない、プロパンガスの入手方法がない、キッチンカーにお金をかけすぎ、ニッチな商品を売りにしている、店のコンセプトがブレている
- 失敗しない方法は、ジグ用計画書で見通しを立てる、副業から始める、飲食店の基本QSCを忠実に守る、起業するつもりで準備する
移動販売とは
「移動販売」は、厳密には加工された商品を持ち運んで販売することです。移動スーパーや移動パン屋などが該当します。
しかし広い意味では移動して商品を販売することなので、車で調理するキッチンカーも含みます。
この記事では、広い意味でとらえキッチンカーも含めた移動販売について解説します。
大半の移動販売は一年以内で廃業に・・・
皆さんお察しの通り、移動販売は1年以内で廃業してしまう方が非常に多いです。
理由は明確で、利益がでないからです。
では、なぜ利益がでないのでしょうか。その理由は一つではありません。
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キッチンカー(移動販売)の開業に必要な資金と開業までの準備ステップ
1.サラリーマン気分のまま移動販売を始めてしまった
利益を追求していかなければならない商売の世界では、「やればできる!」という考えでは、できなかった時にお店は潰れてしまいます。
そもそもサラリーマン気分のまま移動販売を始めてしまうと、なんとしても売るんだ!という気持ちが薄いため、できない=辞めるという構図になってしまいます。
脱サラして移動販売を始めた人にありがちなのが、この理由です。
2.お金・出店先などの準備が足りなかった
赤字の期間は想像しているよりも長いと想定しておくべきです。資金がなくなれば、売る商品すらなくなってしまいます。
また、出店先がなくなった場合でも、これも利益は0円です。突然出店できなくなった場合を考えて、いくつか出店可能な場所を準備しておくべき・・・と思ってもすでに時遅し、です。
正直、それでも資金があればお店は潰れません。準備しておく資金が足りないことが、失敗の最大の理由ですね。
3.そもそも商品が悪い
移動販売を始めた時はおいしかったのに、なかなか売れないから商品をあれやこれやと変えてみて、結局どういう商品かわからない、しかもまずい・・・。
こうなってしまうと、当然利益は一切ありません。売れない商品を頑なに売り続けるというのは、意外と精神的につらいものです。
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4.頑固者
そして、以上のような状況を改善すべく、色々な人がアドバイスをしてくれるわけですが、夢だった移動販売を始めて一国一城の主となった途端、人のアドバイスを全く受け入れなくなる。これでは、当然お店は潰れますよね。
このような理由から、多くの移動販売は1年以内に廃業となってしまうのです。
移動販売が失敗しやすい理由:4つの特性

移動販売とは、そんなに開業が難しいものなのでしょうか?
移動販売という特性上、通常の店舗よりも失敗しやすい理由は当然あります。
特性1:客単価が低い
移動販売で失敗する理由は利益がでないからだということがありました。
ではなぜ利益がでないか?その大きな原因のひとつは、客単価が低いことです。
移動販売で販売可能な商品は限られていて、ほとんどが客単価1,000円以下の商品のため、たくさん販売しなければ利益にならないのが現状です。
特性2:天候などの影響を受けやすい
少しでも多くの量を販売しなければいけないのにもかかわらず、移動販売は天気の影響を非常に受けやすいです。
雨の日は、仮に屋根のある場所で販売していたとしても、そもそも外で食事をしようと考える人はほとんどいません。天気が悪い時は、稼働してしまうとそれだけでマイナスになってしまうこともあるくらいです。
特性3:場所も売り上げに大きく影響する
移動販売は、店舗と違い、場所を移動しながら販売していくスタイルです。
イベントなどがある時は、その場所で販売することができれば売り上げも上げやすいですが、何もない時に道端に止めて販売していても、なかなか売り上げは上がりません。ターゲットがたくさんいるような場所で販売できるかどうかがポイントです。
特性4:場所代が必要になる
利益が大きく上がりそうなイベント会場などでの販売は、場所代が高額になることも多いです。売り上げで場所代を払ったらほとんど残らなかった・・・なんてことも珍しくありません。
場所代は、売り上げの30%といった感じで支払うことが多いです。そうなると、売れれば売れるほど場所代を取られてしまうため、精神的にも結構苦痛です。
移動販売でよくある失敗例9つ
どういった理由で失敗してしまうのか、だいたいの理由はお分かりいただけたかと思います。
では、実際に失敗した例を参考に詳しく失敗の内容をチェックしてみましょう。
自分の「やりたい」を追求してしまっている
実は移動販売で最も失敗している事例は「やりたいことだけやって生きていく」という理由なんです。
商売というのは、夢を実現するんだ!と、意気揚々と理想論を掲げていると、ほとんどが失敗します。
そもそも商売をしたことがない人が、自分の思うとおりにやりたいことだけを追求していてはうまくいくはずがありません。
移動販売で失敗する人の多くは、「商売」に対する考えの甘さです。
やりたいことだけやって儲かるような世界じゃないということをしっかり認識してからスタートするべきです。
出店場所がない
初めて移動販売をすると、これについては全く想像がつきません。
どこで売ってもいいものだと思っている方がほとんどだと思います。しかし、実際は出店場所は前日や当日に簡単にみつかるようなものではありません。
これは完全に準備不足です。
開業する前に、出店場所については最低限の見通しはつけておかなければいけません。
プロパンガスの入手方法がない
さらに、移動販売特有の失敗ですが、プロパンガスは簡単には手に入りません。
この失敗は非常に多く、完全な準備ミス。しっかり調査しておけば気づけていたことです。
出店場所同様、こちらも開業前にちゃんと準備しておけば防げた失敗です。
キッチンカー製作にお金をかけすぎてしまった
最低限の設備でも十分販売できるのに、ついあれもこれもと必要ない設備を追加してしまい、とんでもない金額になってしまうことも。
キッチンカーの製作をお願いする時は、最低でも2社以上の車屋に見積もり依頼をしておきましょう。
ニッチな商品を売りにしている
移動販売では、よくわからない商品はほぼ売れません。
ただでさえ、移動販売という特殊な販売方法をしているお店から、正体不明の商品を購入する人はほぼいないでしょう。
販売する商品を選ぶ時は、名前を聞いてすぐにわかるようなものを販売した方が無難です。
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店のコンセプトがブレている
売れない日々が続くと、今のままではよくないと焦ってしまいますよね。
商品に手を加えてみたり、キッチンカーに色々な装飾をしてみたり。
改造を重ねて重ねて、最終的には「一体何屋さんなのかわからない」という結果に。
商品だけでなく、移動販売の車を見ても何屋さんかわからなくなってしまうと、どんなに美味しくても売れません。
一度冷静になって、自分が販売しているもののコンセプトを見つめなおしてみましょう。
移動販売で失敗しないためにするべきこと

ここまで、数々の失敗例を見てきました。どれも準備不足で失敗している例がほとんどですね。事前にしっかり計画を立てておけば、失敗も怖くありません。
ここでは、失敗しないためにするべきことについてまとめました。
【キッチンカーの開業を成功させる方法についての記事はこちらからどうぞ】
失敗・成功事例から学ぶ!キッチンカー(移動販売)の開業を成功させる解決方法
事業計画書を作成して、利益が出るか見通しを立てる
まず、移動販売だからといって事業計画書をおろそかにすることは大きな間違いです。通常の開業と同様に、何をどこでどれくらい販売し、何カ月でどの程度の利益が見込めるのか、しっかりと計画を立てましょう。
この計画を立てるだけで、これまでの例のような失敗は全て回避できるはずです。
キッチンカーを選ぶ前に、事業計画書を作りましょう。
まずは副業で始めてみる
サラリーマンをやめて、いきなり移動販売だけでスタートするには、あまりにもリスクが高すぎます。しかも、今までも自営業だったならまだしも、サラリーマンがいきなり商売人になるのは無理がありすぎます。
まずは副業として、休みの日などを利用して長く続けていけるためのノウハウを身に着けてください。本業の収入があれば、失敗しても修正する時間と余裕が生まれます。
資金にさえ困らなければ続けていくことは可能です。
【キッチンカー経営者の年収についてはこちらの記事からどうぞ】
キッチンカー経営者の年収はいくら?1000万円も夢ではない?
飲食店の基本に忠実に
飲食店の基本は、「QSC」すなわちQuality(品質)、Service(サービス)、Cleanliness(清潔さ)です。これは移動販売にも当てはまります。美味しいものを提供する、気分の良い接客を行う、車の中も外も清潔に保つ、これらをしっかり実践しましょう。
とくに商品や接客に意識は行くのですが、清潔さは手薄になることがあります。車の洗車を定期的に行う、社内の厨房の清掃も手を抜かないといったことの積み重ねが売上につながります。
起業するつもりでしっかり準備を!
移動販売だからといって、気軽な気持ちでスタートすることがそもそもの間違いです。
商店街にお店を構えて出店するのと、何ら変わりありません。
一念発起、起業するつもりで入念な事前準備を行いましょう。
よくある質問
Q1. キッチンカーが廃業に至る主な原因は?
A. キッチンカーの失敗例では、出店場所が見つからない、資金不足、商品が売れないなど準備不足が原因です。利益が出ないまま続けると、事業継続が難しくなります。
Q2. 準備不足が廃業につながる理由とは?
A. 出店場所の確保や資金計画、人気商品開発などを事前に検討しないと、売上や利益が安定せず事業が継続しにくくなります。事前のリサーチと準備が重要です。
Q3. キッチンカーで失敗しないための基本対策は?
A. 事業計画書で売上見通しを立て、複数の出店候補地を確保しておくことが大切です。また、人気商品を設定し、資金を十分確保することでリスクを減らせます。
Q4. 出店場所が売上に与える影響は?
A. 出店場所は売上を大きく左右します。人通りが多いイベントや商業エリアなど、ターゲットに合う場所を選ぶことで集客率や売上の安定に繋がります。
Q5. 開業後にやめたいと感じた時の判断基準は?
A. 売上が継続的に低迷し改善策が見いだせない場合や、資金が底をつきそうな時は見直しが必要です。止めるか継続するかは収益計画と現実的な改善可能性で判断します。
まとめ
移動販売にまつわる多くの失敗例を見てきましたが、全て事前準備が足りなかったために起きた失敗ばかりです。
移動販売は、色々な人と一期一会の出会いがあり、一つの場所に縛られない自由さが魅力です。開業までにしっかりと準備をして、長く続けていくことができるお店を目指してオープンさせてくださいね。