~その6~業務用食品卸売業の魅力を徹底解剖!飲食店の仕入れを総合サポート!
「業務用食品卸(業務用食材卸)」をご存じですか?
飲食店にとって大切な食材、その仕入れを支えているのがこの業務用食料品卸売業界。
普段は表舞台にたつことの少ないですが、「メーカーと飲食店をつなぐパイプ役」のような役割を担っていて、メーカーから仕入れた商品を保管し、巷の外食店舗へ販売、配送をしています。
しかし、それだけではありません!
なんとレシピやメニューの提供から、便利なインターネット通販など、各社が取引獲得のために、飲食店に役立つサービスを幅広く展開しています!
こちらの記事では、意外と知らない業務用食材卸についての基本的なサービスから、その魅力まで徹底解説します!
近所の業務用食品スーパーなどに買い出しをしている方も、仕入れの方法を一度見直してみる良い機会になるかと思いますので、ぜひご覧くださいね。
この記事の内容まとめ
- 業務用食品卸は、食材の調達・保管・小口配送・価格調整までを一括で担っている
- 仕入れコストの最適化や価格変動リスクの緩和につながる
- 発注・請求・支払いを一本化できるため、仕入れ管理の手間が減り、店舗運営や接客に集中しやすくなる
- レシピ提案や展示会、開業支援など、業務用食品卸は仕入れ以外にも飲食店を支援する多様なサービスを提供している
- 小ロット対応やWeb受発注、得意ジャンルなどを比較し、自店に合った業務用食品卸を選ぶことが重要
業務用食品卸の基本的なサービスについて

- 1.業務用食材・飲料の「調達」、「保管」、「販売」
- メーカーから商品を調達し、倉庫で保存をしています。つまり、飲食店のみなさまが欲しい食材を欲しいタイミングに購入いただけるような環境を整えているのです。
- 2.「小口配送」で欲しい数だけ納品してくれる
- 直接メーカーから1袋単位や1箱単位で商品を購入することはできません。そのため、小売店や卸業者がいて代わりに在庫をして小ロットで配送をしてくれます。
- 3.見積りによる「柔軟な価格対応」
- 食材ごとに使用量などによって柔軟に価格を調整してくれます。例えば、1日に100杯売れるコーヒーは、一物一価のスーパーより業者に頼んだほうが安く買えるかもしれません。
どんな業務用卸売業者でも上記3つのサービスは標準として備えていると思います。
「商社や卸は不要だ!直接メーカーから購入したほうが安いし!」
・・・ひと昔前はよくそんな言葉を聞きました。
ですが、そんなことはありません。有名メーカーは工場でなるべく安く大量生産をして、それを大量販売し回転率をあげることで利益を上げているのです。また逆に、従業員5名のような小さな工場が直接全国の飲食店へ配送するほどの余裕はありません。
「在庫」、「与信」、「物流」、これらのリスクを請け負っているのが商社・卸売問屋であり、そのコストとして仲介マージンをとることで、お客さまへおいしいご飯を提供することができるようになっているのです。
飲食店が業務用食品卸を活用するメリット
ここでは、飲食店が業務用食品卸を活用するメリットを見ていきます。
コストの最適化につながる仕入れ体制
業務用食品卸を利用する最大のメリットのひとつが、仕入れコストの最適化です。業務用食品卸は複数の飲食店や事業者からの需要をまとめてメーカーへ発注するため、スケールメリットを活かした価格設定が可能になります。
飲食店が個別にメーカーと直接取引を行う場合と比べ、単価を抑えた安定的な仕入れが実現しやすくなります。
また、相場変動の影響を受けやすい食材についても、業務用食品卸が間に入ることで価格の急激な変動を緩和できるケースも。これは、原材料高騰や物流コスト上昇といった外部要因がある中で、飲食店経営の安定化に貢献する重要なポイントです。
発注・管理業務の負担軽減
業務用食品卸を利用することで、発注業務や管理業務の負担を大きく軽減できる点も見逃せません。複数のメーカーや生産者から個別に仕入れを行う場合、発注先ごとに発注方法や締め日、納品日が異なり、管理が煩雑になりがちです。
業務用食品卸を窓口として一本化することで、発注・請求・支払いの流れをシンプルに整理できます。これにより、店舗スタッフや経営者は本来注力すべき接客や商品開発、店舗運営に時間を割くことが可能になります。
人手不足への対応と業務効率化
近年、多くの飲食店が直面している課題が人手不足です。業務用食品卸では、下処理済み食材や調理工程を簡略化できる業務用商品を豊富に取り扱っています。
これらを活用することで、調理時間の短縮や作業工程の標準化が進み、少人数でも安定したオペレーションを維持しやすくなります。
特に、繁忙時間帯の仕込み負担軽減や、経験の浅いスタッフでも扱いやすい商品が揃っている点は、現場レベルでのメリットが大きい要素です。
品質と安定供給の両立
業務用食品卸は、長年の取引実績や独自の仕入れルートを活かし、一定水準の品質を保った食材を安定的に供給しています。天候不順や市場状況の変化によって供給が不安定になりやすい食材でも、複数の調達先を確保することでリスク分散が可能です。
これにより、メニュー内容を頻繁に変更せずに済み、お店の味やブランドイメージを維持しやすいというメリットも生まれます。
店舗サポート!人気メニューや季節メニューのレシピを提供

大手ともなると、取引先である飲食店の数は5万、10万数知れず。つまり、
業務用食材卸業者は、非常に多くの数の飲食店の情報、データをもっている
ということになります。その中には、地域で一番の繁盛店やOLに大人気のおしゃれカフェまで、みなさまがのどから手がでるほどに欲しいであろう情報も含まれています。
もちろん、取引先の情報というのは他のお客さまにお渡しすることはありませんが、うまく引き出していくことが大事です。
たとえば、業者によっては定期的におすすめのメニューや季節メニューなどのレシピをもって、新規食材の提案にくることがあります。そういったレシピは、蓄積されたデータをもとに作り込まれているので、最新の流行やトレンドを的確にとらえたものとなっているでしょう。
このような業務用食材卸による、食材・飲料の販売以外のサービスは多岐に渡ります。
飲食店の開業支援や、資金調達補助、店舗デザインから従業員のトレーニングまで、まさに至れり尽くせりといったところのトータルサポートをおこなっている業者もあります。業者を選ぶ際や見直す際は店舗サポートの充実さも選定ポイントに入れておきましょう。
メニュー提案会や食品展示会といった大規模イベントは必ずチェック!

大手の業者であれば、年一回程度の頻度で、飲食店のみなさまをご招待しメニューの提案や業務用食材の提案をおこなう展示会や見本市を開催しています。
100社以上のメーカーが一挙に集い、非常に多くの種類の食材や飲料を一度に吟味することができるので、行かない手はありません。
試飲や試食も行っているので、その場で味を確かめることもできますし、アレンジ方法などお店に役立つ情報が満載。
たとえば、UCCグループで業務用サービス事業を展開するユーシーシーフーヅ(株)では、「未来のカフェに、会いに行こう」というテーマで『UCC FOODS Smile Festa2019』を全国で開催しています。
なんと出展企業は約80社、展示アイテムは約3,700品目と国内最大級の業務用食品展示商談会で、会場では食材の展示だけでなく、社会構造や消費者ニーズの変化を見越した「未来のカフェ」の提案など、国内随一のコーヒーメーカーのグループ企業ならではの工夫がみられました。
【動画:UCC FOODS Smile Festa2019の様子@大阪会場】
UCC FOODS Smile Festa2019公式HPはコチラ >招待制ではありますが、主催している業者とお取引があれば無料で参加できますので、もし招待券をもらった際は、なんとか時間をとって少しでも参加してみることをおすすめします!
業務用食品をインターネットで注文できる!カード支払いも!?

インターネットでいつでもどこでも食材の発注ができたらいいな・・・と感じたことはありませんか?
たしかに、業務用食品卸業者での仕入れは配送をしてくれるので助かるのですが、発注方法が電話やFAXだったりと、時間が決められていたりなにかと手間であるという話をよく聞きます。
インターネット通販のような形で、スマートフォンひとつで時間や場所を選ばず業務用食品を発注できたらとても便利ですよね。
ランチ終わりのアイドルタイムや、仕込みが落ち着いたあとなどのちょっとした時間も発注に充てて有効活用できたら、人件費の削減にもつながります。
そこでおすすめなのが、業務用食材卸業者がサービスとして展開している
「業務用食材のECサイト(ネットスーパー)」
全ての業者がネット通販事業をおこなっているわけではありませんが、そういったサービスを展開している大手も少なくはありません。
たとえば、先述したUCCグループのユーシーシーフーヅ(株)は「フーヅフリッジ」という業務用食材通販サイトを運営しており、約3,500以上の商品ラインナップから、いつも仕入れをしている食材や飲料を24時間注文可能です!
送料に関しても一定金額以上の注文で無料になりますので気軽に仕入れができますので、ぜひ一度サイトをご覧になってみてくださいね!
フーヅフリッジで仕入れてみるまた、業者との取引は通常、現金代引きか口座引き落とし、口座振り込みの三種類しかありませんが、こういったECサイトであればクレジットカード決済のみならず、Amazon Payや請求書後払いサービスといった決済方法も充実しているので、ご自身の店舗にあった支払方法を選ぶことができます。
失敗しない業務用食品卸の選び方|チェックすべき4つのポイント
業者選びで後悔しないためには、以下のポイントを比較検討しましょう。
小ロット対応の柔軟性
在庫リスクを抑えるために、1個単位からのバラ出荷(小口配送)に対応しているか確認しましょう。
配送ルートと頻度
毎日配送してくれるのか、週に数回なのか。また、急な欠品時に「スポット配送」が可能かどうかも、営業を止めないための重要なチェックポイントです。
Web受発注システムの有無
電話やFAXでの注文はミスが起きやすく、深夜の作業も負担になります。前述したように、スマホから24時間いつでも発注できるWebシステムを導入している業者は利便性が非常に高いです。
得意ジャンルの把握
卸によって得意不得意があるため、自社のコンセプトに最も合致する強みを持つ業者を選定しましょう。
小ロット配送可能。日本最大級の品揃えを誇るフーヅフリッジをもっと知る
よくある質問
Q1:業務用食品卸とはどんな役割の業者ですか?
業務用食品卸は、メーカーと飲食店をつなぐ存在として、食材の調達・保管・販売・配送を一括で担います。在庫管理や物流、与信といったリスクを引き受けることで、飲食店が必要な食材を必要な分だけ、安定して仕入れられる環境を支えています。
Q2:メーカー直取引より業務用食品卸は高くなりませんか?
一概に高くなるとは限りません。業務用食品卸は複数店舗の需要をまとめて発注するため、スケールメリットを活かした価格設定が可能です。また、小ロット配送や在庫負担の軽減を考慮すると、結果的にトータルコストを抑えられるケースも多くあります。
Q3:小規模な飲食店でも業務用食品卸は利用できますか?
はい、利用できます。近年の業務用食品卸は小ロット対応やバラ出荷に力を入れており、個人店や小規模店舗でも使いやすくなっています。必要な分だけ仕入れられるため、在庫ロスを抑えながら効率的な店舗運営が可能です。
Q4:業務用食品卸は仕入れ以外に何をしてくれますか?
業務用食品卸は、食材供給だけでなく、レシピ提案や季節メニューの紹介、展示会の開催など店舗運営を支援するサービスも提供しています。多くの飲食店データをもとにした提案は、メニュー開発や売上向上のヒントにもなります。
Q5:業務用食品卸を選ぶ際に重要なポイントは何ですか?
小ロット対応の可否、配送頻度、Web受発注システムの有無、得意ジャンルの把握が重要です。自店の業態や規模に合った業務用食品卸を選ぶことで、仕入れの効率化だけでなく、長期的な経営の安定にもつながります。
まとめ:業務用食材卸をフル活用して賢く仕入れ!
業務用食品卸業者は、食材や飲料の仕入れができるだけでなく、レシピやメニューを提供していたり、食品展示会を開催したりと、飲食店のみなさまに嬉しいサービスがたくさんあることがお分かりいただけたかと思います。
とはいえ一番大切なのは、担当の営業さんとの関係性です。取引先とはいえ、人と人との付き合いなので、たくさんコミュニケーションをとってよい関係を築いていきましょう。そうしたら営業さんも、きっとあなたのお店のために一生懸命提案をしてくれるでしょう。
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