~その2~念願の飲食店開店!業務用食品の仕入れの流れってどうなっているの?
飲食店を開店するうえで、業務用食材の仕入れの方法で悩まれる方は多いと思います。
近所のスーパーや市場へ買い出しにいくなら簡単ですが、多くの種類の業務用食材を見たかったり、原価をより抑えて仕入れたいときは、取り扱い食材品目数が多く、卸値での販売をしている「会員制の業務用スーパー」へ行ったり「食品総合卸(卸売業者)」との直接取引をおすすめしています。
では、このような「会員制」や「契約制」の仕入れの取引の流れはどのようになっているのでしょうか?ここでは初めて飲食店を経営される皆さまへ、業務用食材の仕入れのはじめ方を流れに沿って解説します!
この記事の内容まとめ
- 飲食店の仕入れは、方法と流れを理解することで原価率の改善や食品ロス削減につながる
- 業務用食品の仕入れ先には、小売店・卸売業者・カタログ通販・ネット通販の4種類がある
- 会員制の業務用スーパーは、必要な分だけ卸価格で購入でき、柔軟な仕入れに向いている
- 食品卸売業者は、担当営業によるサポートが受けられ、安定した仕入れ体制を築きやすい
- 複数の仕入れ先を使い分け、売上や在庫と連動させることで仕入れ効率が高まる
飲食店における仕入れの方法・流れの重要性
飲食店経営では、仕入れの方法・流れが利益率や運営効率に直結します。適切な仕入れ戦略を持っていないと、
- 食材の廃棄ロス(在庫ロス)が増える
- 原価率が上昇する
- 売上機会を逃してしまう
という課題が起きがちです。食材の発注量やタイミングを売上データに基づいて最適化することで、こうした課題を減らすことができます。
仕入れ先は大きくわけて4種類ある!小売店・卸売業者・カタログ通販・ネット通販

まずはどのような仕入れの方法があるのかを把握しておきましょう。
より多くの選択肢の中から、自分にあった仕入れ先を選ぶことが仕入れの成功の秘訣です。
仕入れ先ごとの特長はコチラで解説しておりますのでぜひご覧ください!
業務用食品の仕入れ先は大きくわけて以下の4つが存在します。
- 1.小売店(スーパー、市場、業務用食材スーパーなど)
- 2.卸売業者(食品総合卸、食品専門商社、問屋など)
- 3.カタログ通販
- 4.ネット通販
スーパーや市場での仕入れはハードルが低いですが、飲食店を初めて経営される方にとっては食品総合卸やカタログ通販での仕入れの流れはイメージがわきにくいですよね。
ですが、一度わかってしまえば簡単です。以下で順に解説してきます。
会員制や登録制の業務用食材スーパー

近年、業務用食品を販売する会員制のスーパーマーケットは非常に注目を浴びています。
その仕組みは“キャッシュ&キャリー”と呼ばれること多く、現金購入持ち帰りで必要なものを必要なときに必要なだけ購入できる、ということを意味しています。
その魅力は大きくわけて3つ、
- ・飲食業や小売業を顧客としているので卸価格で商品を購入できる
- ・売り場面積が広いので取扱商品のバリエーションが豊富
- ・外資系の企業が経営していることが多く、国外の珍しい製品が多い
街中の繁盛店でもランチタイムが終わった後にこういった会員制のスーパーへ買い出しにいき、ディナーまでに仕込みをするというお店は多いです。
その会員登録方法は非常に簡単でお店に直接行って必要事項を記入するだけ。
また、ほぼ全ての会員制スーパーがインターネット上で登録の申込が可能です。
ただし、店舗によってはいくつか制限があり、例えば年齢が18歳でないと会員になれなかったり、年会費が4,000円ほどかかったりすることがあるので事前に調査をしておきましょう。
食品総合卸や食品専門商社などの卸売業者

卸売業者は多くの飲食店が利用していますが、4種類の仕入れ方法の中で最もハードルが高いイメージがありますよね。
たしかに見積もりをとって、口座開設をして、商品を取り寄せてもらったり・・・といくつかのステップを踏む必要はありますが、慣れてしまえば自分のお店に一人担当の営業がつくので、手厚いサービスを受けられるとても便利な仕入れ方法なのです!
では、卸売業者と取引をはじめる方法を以下で解説します。
Step1:まずは電話かメールで問い合わせ!求人情報や工事現場を見て営業が来ることも
一番確実なのはインターネットで食品卸業者を検索して、ホームページに記載されている電話番号やメールアドレスに問い合わせをすることです。
その際、開店予定の住所やお店の概要等を聞かれると思いますので確認しておきましょう。
また、エリアを担当している営業が求人情報や工事されているお店を見て直接訪問してくるときもあります!
その際は名刺を交換していろいろ相談してみましょう。
Step2:仕入れたい商品のリストを担当営業に渡して見積もり依頼
担当営業とコンタクトが取れたら、仕入れたいと考えている商品のリストを渡して見積もりの依頼をしましょう。
メーカー名やブランド名がわかれば確実ですが、商品名だけでも取り扱いがあるものの中から選んで見積もりをしてもらえます。
また「相見積もり」といって、数社に同じ商品を見積もり依頼して、その中から一番条件の良い取引先を選ぶというビジネステクニックもあります。
Step3:見積もり価格を確認してサービス概要を聞いて契約を結ぶ
返ってきた商品の見積もり価格に相違がなければ、配送体制や決済方法などのサービス概要を一通り説明してもらって契約をしましょう。
その際、掛け売り掛け払いを希望であれば、支払いを保証する契約書の記入が必要だったり、口座引き落としが良い場合は申請書を提出する必要があります。
大方の契約が完了したら初回納品日と納品アイテムを打ち合わせしましょう。
カタログ通販

カタログ通販をはじめるには、まずカタログが手元にないとなにもできないので取寄せることからはじめましょう。
カタログ通販をおこなっている企業を調べるにはインターネットが便利ですが、ネット環境をお持ちでない場合は織り込みチラシを調べたり、電話帳から参照することをおすすめします。
カタログ通販は上で述べた卸売業者がサービスとして展開している場合が多く、そのため仕入れ開始までの流れも業者と似たかたちになります。
しかし、カタログ通販には担当営業が付かないケースが多いのでご注意ください。
注文方法は電話かFAXがほとんどで、ゆっくり休憩時間に商品を吟味できる点などからも昔から人気の発注方法です。
ネット通販

いつでもどこでも発注できるので便利な業務用食材のネット通販(ネットスーパー)を始めるには、まずインターネット環境が必要です。
どのサイトでも仕入れをはじめるには会員登録が必要ですが、ほぼ全てのサイトで会員登録・年会費は無料なので安心してくださいね。
現在では数多くのサイトがありますが、会員登録方法はほとんど一緒で、まずサイトにアクセスし新規会員登録へと進みます。
では、実際の会員登録方法をUCCグループの業務用食材のネット通販「フーヅフリッジ」を例に見てみましょう。フーヅフリッジは約3,500品以上の業務用食品を掲載・販売している日本最大級のネットスーパーです。
- Step1:フーヅフリッジにアクセス
- Step2:画面右上の「ログイン・新規会員はこちら」をクリック
- Step3:画面右側の「はじめての方」の「新規会員登録」をクリック
- Step4:規約に同意し、順に必要事項を入力して登録完了♪
このように、とても簡単でスピーディなのがネット通販の魅力です。
まずは手軽なネット通販から業務用食材の仕入れをはじめて、慣れてきたら会員制のスーパーや食品卸業者を利用するのもおすすめしています。
もし会員登録や注文の操作方法でわからないことがあったらサポートセンターがあって聞くことができるので安心ですね。
飲食店の仕入れで押さえておきたい基本ポイントとは
ここでは、仕入れで押さえておきたい基本ポイントをご紹介します。
多様な仕入れ先を持つことのメリット
飲食店の 仕入れ先は1つだけではなく複数ルートを確保 するのが理想です。
卸売業者だけでなく、業務用スーパーや市場、ネット通販など選択肢を持つことで、以下のようなメリットが生まれます。
- 品質や価格を比較できる
- 急な注文や在庫切れを防げる
- 季節食材にも柔軟に対応できる
発注タイミングと量の工夫
仕入れは 売上や需要データに基づく発注が重要 です。
平日と週末で客足が異なる飲食店では、曜日ごとの仕入れ量を調整したり、POSや在庫管理ツールと連携して発注タイミングを最適化していくことがポイントです。
在庫管理と連動した仕入れ
食材の品質を保つためには、入荷時に納品日・賞味期限・保管温度を記録して管理することが大切です。
これにより廃棄リスクを抑えつつ、仕入れ量を適正化できます。
理想の仕入れ先を効率よく見つけるための探し方
種類を把握したら、次は実際にどうやって探すかが重要です。以下の3つの方法を組み合わせることで、自店にぴったりのパートナーが見つかりやすくなります。
オンラインプラットフォーム
近年、多くの飲食店が利用しているのがBtoBの食材卸サイトです。スマホ一つで全国の業者の価格や品質を比較でき、24時間注文可能な点が大きなメリットです。
地域の卸売市場や専門店
鮮魚や精肉など、特に鮮度が味を左右する食材は、地元の市場へ直接足を運ぶのも手です。
仲卸業者と顔見知りになることで、旬の情報や希少な部位を優先的に回してもらえるといった「信頼関係」を築くことができます。
食品展示会・商談会への参加
最新の食材トレンドや、まだ市場に出回っていない新しい商品を一度にチェックできます。
その場でサンプルを試食したり、価格交渉のきっかけを作ったりすることも可能です。
よくある質問
Q1:飲食店の仕入れ先はどう選べばいいですか?
飲食店の仕入れ先は、価格・品揃え・利便性のバランスで選ぶことが重要です。小売店、卸売業者、カタログ通販、ネット通販など複数の選択肢を比較し、自店の規模や営業スタイルに合った仕入れ方法を組み合わせましょう。
Q2:会員制の業務用スーパーはどんなお店に向いていますか?
会員制の業務用スーパーは、必要な食材をその都度仕入れたい飲食店に向いています。卸価格で購入でき、商品数も豊富なため、仕込み量が日によって変わる店舗や、開店直後で仕入れ量が読みにくい場合にも使いやすい仕入れ方法です。
Q3:食品卸売業者と取引するメリットは何ですか?
食品卸売業者と取引すると、担当営業がつき、価格交渉や商品提案、配送対応など手厚いサポートを受けられます。見積もりや契約など初期手続きは必要ですが、長期的には安定した仕入れと業務効率化につながる点が大きなメリットです。
Q4:ネット通販で業務用食材を仕入れても問題ありませんか?
業務用食材のネット通販は、24時間いつでも発注できる利便性があり、仕入れがはじめての飲食店にもおすすめです。会員登録や年会費が無料のサイトも多く、まずはネット通販で仕入れに慣れ、徐々に他の仕入れ方法を併用するのが効率的です。
また、品揃えや使いやすさに不安がある場合は、実績のある業務用食材専門のネット通販を選ぶと安心です。「フーヅフリッジ」は、幅広い業務用食品を取り扱っており、飲食店の仕入れをオンラインで完結できるサービスのひとつとして多くの飲食店にご利用いただいています。
Q5:仕入れで原価やロスを抑えるコツはありますか?
原価や食品ロスを抑えるには、売上データをもとに発注量とタイミングを調整することが重要です。また、納品日や賞味期限、保管温度を管理し、在庫状況と連動した仕入れを行うことで、無駄の少ない飲食店運営が可能になります。
まとめ:業務用食材の仕入れは流れさえつかめばあとは簡単!
ここまでで各仕入れ先での業務用食材の取引のはじめかたを解説してきましたがいかがだったでしょうか?どのような仕入れ方法でも流れさえつかんでしまえばあとは簡単でとても便利なサービスなのです。
わからないことがあればホームページやカタログ、チラシなどに必ず連絡先が載っているので直接聞いてみましょう。
飲食店を開店するときは仕入れのほかにもメニューの開発や従業員の教育など、なにかと忙しいものです。
なるべく時間をかけず効率的に仕入れ先を決定したいですよね。
飲食店のみなさまの仕入れの助けに少しでもなっていれば幸いです。
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